悪くなっている静脈に細いレーザーファイバーを挿入し、レーザーで静脈の内側を熱で焼き、閉鎖させてしまう治療です。レーザーで焼かれた静脈は翌日には血のかたまり(血栓)でふさがり血液が流れなくなり、その後数ヶ月かけて線維化していきストリッピング手術とほぼ同じ効果が得られます。
局所麻酔なので体への負担は軽く、傷跡は目立たず、またストリッピング手術と違って静脈は取り出しませんので出血の危険性もほとんどありません。
局所麻酔で膝の辺りの皮膚を1cm程度切ってレーザーのファイバーを静脈の中に入れる方法(小切開法)と皮膚を切らないで細い針で皮膚の上から静脈を刺してファイバーを静脈の中に入れる方法(穿刺法)、あしの付け根を2-3cm切って高位結紮術をしてから、あしの付け根から足先に向かってファイバーを入れる方法(高位結紮術)があります
レーザー治療のメリット
手術療法と比較して、レーザー治療によるメリットは、
@ 侵襲(体に与えるダメージ)が極めて小さい。
A 施術時間が短く、治療回数がより少ない。
B 施術後、速やかに離院できる(クリニック滞在時間は術後20分程度)。
C 施術後、弾性ストッキングの長期着用が不要。
D 日常生活への復帰が速やかに行なえる。
E 傷口が少なく目立たない。
一方、デメリットは、
● 保険診療の対象ではない(自費診療)。
● 新しい治療のため、治療10年後などの長期的な治療効果が
確認されていない(2年以上の治療効果は確認されている)。
以上の通りです。
レーザー治療の効果
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手術・硬化療法とレーザー治療の比較
・ストリッピングVS エンドレーザー
| ストリッピング | エンドレーザー | |
| 術後の出血や疼痛 | 大きい | 小さい |
| 手術時間 | 1〜1.5時間 | 0.5〜1時間 |
| 術後在院時間 | 2〜3時間 | 20分程度 |
| 術後包帯 | 要 | 不要 |
| 術後通院回数 | 多い | 少ない |
レーザー治療が受けられる方とは?
ストリッピング手術の対象になる伏在型の静脈瘤は重傷度に関係なく全てレーザー治療の対象になります。
レーザー治療が受けられないのは、 太股の部分の静脈瘤が皮膚の極めて近くを走行している、あるいは、太股の部分の蛇行が激しい方の場合です。
下肢静脈瘤の治療法としてレーザー治療は世界的には標準的なものですが、残念ながら日本ではまだレーザー治療を提供している医療機関が極めて少なく、保険の適用の目処も立っていません。
従ってすべての患者様にレーザー治療をお勧めするわけではありません。
従来入院が必要だったストリッピング手術も日帰りで提供できるようになってきており、レーザー治療が選択できない方は、従来どおりこれらの治療法を健康保険適用下で行うこともできます。
治療の内容をよく理解していただいた上で、ご本人が最も納得できる治療を選択していただくことをお勧めします。
費用
保険診療が認められていないため、自費診療となります。
・エンドレーザー治療
8〜30万円/片足


