下肢静脈瘤レーザー治療センタ― 院長ブログ 〜手術室と診療現場より〜

下肢静脈瘤根治的日帰り治療なら北青山Dクリニック。

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Stab Avulsion(スタブアバルジョン)は本当に必要?

      2018/11/29

同じタイプの下肢静脈瘤でも拡張している血管が小さいものから大きなものまで様々あります。

典型的な伏在型の下肢静脈瘤であればレーザーや高周波を用いた血管内焼灼術で対応できますが、分枝静脈瘤が大きく拡張している場合には治療する際に工夫が必要になります。

その治療選択肢として

 ①フォーム硬化療法

 ②局所のレーザー照射

 ③StabAvulsion(スタブアバルジョン/局所切除)

の3つが挙げられます。

無題

 

 

 

 

 

 

血管外科学会、静脈学会では、③StabAvulsion(局所切除)を提案する医師が多い印象がありますが、そもそもメスを入れずに治療ができるレーザー/高周波による血管内焼灼術に、敢えてメスを入れる治療を加えるのは本末転倒ではないかといつも感じています。

 

①フォーム硬化療法は一時的に炎症が起こり色素沈着が発生するリスクがありますが、時間経過と共に解消します。②局所のレーザー照射は局所の血管に適切にレーザーを挿入する技術とそれが問題なく行えるレーザー機器の選択が求められます。

北青山Dクリニックでは、皮膚にメスを入れない低侵襲治療にこだわっており、大きく拡張した静脈瘤に対しても、全く切開や摘除手術を行わずに(体に負担をかけることなく)対応しています。

 

今回は②と①を駆使することで、大きく拡張した静脈瘤を治療した例をご紹介します。

症例は44歳女性、直径1~3㎝を超える拡張の大きい下肢静脈瘤に対して最高波長レーザー(2000nm)フォーム硬化療法を実施しました。

複雑な血管走行だったため主たる伏在静脈以外に4カ所に分けてレーザー照射を部分的に追加し残った分枝静脈瘤に硬化療法を追加。

術後5か月に拡張の大きい静脈瘤もほぼ完全に消失しておりました。当院ではよほどのことがない限りstab avulsionをする必要はないと判断しています。

※治療の特徴・リスク・費用はこちら

治療前

治療前

 

 

 

 

 

 

 

下肢静脈瘤治療後

手術5ヵ月後

 

 

 

 

 

 

 

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◆治療のリスク・費用◆
40代女性、血管内照射タイプのレーザーによる治療

(特徴・リスク)
CEAP重症度分類は平均2程度です。
治療を希望される方が最も多い年代です。
むくみや皮膚のかゆみの訴えが多いです。
手術後に抗アレルギー剤を併用する場合があります。

(治療費用)
保険適用レーザー
総額で25,000円(1割負担)~80,000円(3割負担)/片脚。

自費レーザーなど
総額が250,000~350,000円(税別)/片脚

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