医療機関の皆様へ

下肢静脈瘤という疾患

血管の逆流を防ぐ弁が、何らかの原因で壊れたために、脚の血管がボコボコと浮き上がったり、脚が良くつったり(こむら返り)、むくんだりする疾患が、下肢静脈瘤です。女性には見た目の気持ち悪さから、「スカートがはけない」「温泉に行けない」などを訴えて、痛みなどの症状が無くても治療を切望するケースが多い疾患です。
基本的には命に関わらない良性疾患ですが、深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)に関連することがあり注意が必要です。

成人男性の10%(女性は20%)が下肢静脈瘤を患われているとされており、罹患人口が非常に多いのも特徴の一つです。多くの下肢静脈瘤の患者さんたちは、予想以上に深刻な悩みを抱えています。

患者さんたちが口々にすることは、

「治したいのだけれども、病院に相談しても命に関わらない疾患なので様子を見ましょう、と相手にしてくれない。」

「まだ軽いので弾性ストッキングをはくように言われたが、ストッキングは非常にわずらわしいし、見た目や痛みの症状が確実に進んできた。」

「しっかりと治療をしてくれる医療機関がどこなのかわからなかった。」

「手術治療には1週間入院が必要と言われたが、1週間も休んでまで、治療に踏み込めない。」

など共通することが殆どです。

下肢静脈瘤は良性疾患ですが、対処しないでいると確実に症状は進行し、その見た目の気持ち悪さからも患者さん達を心理的に非常に苦しませる疾患です。他にも足のだるさやかゆみ、就眠中のこむら返り、血管痛など日常生活を損ねる症状に悩み続ける方々が多くみられます。そして非常に多くの方が深刻に悩んでいるにも関わらず、どこに相談したらよいのかわからない、入院負担が大きい、相談しても取り合ってもらえないなどの理由で、やむを得ず治療をせずに我慢しているケースが多いようです。

日帰りで下肢静脈瘤の治療が可能となり、かつ細い血管のタイプも含めて下肢静脈瘤の治療が網羅的に行えるようになってきたことにより、治療に踏み込めずに悩み、治療法が無いとあきらめていた方々が、実際に治療を受けられるようになってきました。

先生方が、下肢静脈瘤の患者さんから相談を受けて、諸処の理由から治療を躊躇されるケースがもしおありでしたら、是非ご紹介ください。

北青山Dクリニック  院長 阿保義久

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